FXでリスク管理をおこなうために重要なこと

FXでトレードする際に、1回の取引数量をどうやって決めてますか?

なんとなくという人もいると思いますが、レバレッジが○倍ぐらいになるようにポジションを持つ、という方が多いのではないでしょうか。

低レバレッジでリスクをおさえて取引する。
レバレッジが低ければ低いほど値動きによる口座残高の変動が小さくなるので、考え方としてその通りだと思います。

ただ、リスク管理をしっかりと行うためには、レバレッジに気をつけるだけでは十分ではありません。

レバレッジありきではない

例えば、レバレッジ10倍で損切り幅1円に設定している人、レバレッジ3倍で損切りを設定していない人。どちらのほうが損失が大きくなる可能性があるかというと、低レバレッジだけど損切り設定をしていない人です。

上記例では、3.4円以上動けばレバ10倍のケースよりも損失は大きくなります。レバレッジが低いと資金の変動は小さくなりますが、損失が小さいとはかぎりません

リスク管理を行うためにあらかじめ決めておくこと。「1回の取引で許容できる損失」「損切り幅」です。この2つを決めておくことで、「1回の取引数量」そして「レバレッジ」が自ずと出てきます。

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つまり、レバレッジありきでトレードを計画してはいけません。重要なのは、資金量全体から1回のトレードでどれだけ損失を出して良いのかを決めることです。そして、トレード手法で決めている損切り幅から1回あたりの取引数量が計算できます。むしろ、リスク管理をおこなう上で、レバレッジは計算してもしなくても良い指標だとも言えます。

1回の許容できる損失が資金の5%だとすると、100万円の資金があれば5万円です。損切り幅を1円に設定するトレード手法を採用する場合、5万通貨の取引を行えば良いということになります。そうすると、結果的に米ドル円(110円)だと5.5倍のレバレッジ。レバレッジはあくまでも結果的に5.5倍になったというだけですよね。

1回の取引で許容する損失を決めることがリスク管理において最重要

1回の取引で許容できる損失を考えていないと、1回でも大きな損失が出てしまうと、取り戻すのが大変です。

例えば、10%損失が出た場合は取り戻すために11%の利益が必要ですが、30%の損失が出た場合は約40%の利益が必要になります。1回の損失額が大きければ大きいほど、取り戻さなくてはならない割合が大きくなるのです。

長期トレードは期間が長いので、為替の変動幅が大きくなります。スワップ運用では損切りを設定していない人が多いですが、長期トレードのほうが事前のプランニングが重要になります。レバレッジ1倍であっても、1年間で10%ぐらい動きますからね。

繰り返しになりますが、「レバレッジが○倍だと安全、大丈夫」ということはありません。レバレッジを押さえるのではなく、起こりうる損失を想定して、想定のもとに資金配分をおこなってトレードすることが、リスク管理に必要な考え方だと思います。

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