金利変動リスク

金利変動リスクとは、FXに限定して簡単に言うとスワップ金利が変動するリスクです。

為替レートが変動することで損失が出る可能性のある為替変動リスクは容易に想像がつきます。FXが為替レートの変動による為替差益を狙う取引だからです。

スワップ金利は、金利ではなく2国間の金利差です。
低金利の国の通貨を売って、高金利の国の通貨を買えばその金利差であるスワップポイントが得られます。逆の場合はスワップポイントを支払います。

各国の政策金利はその国の経済状況や金融政策によって変動します。この変動も為替変動と同様、リスクです。

スワップ金利は為替レートでも動く

スワップ金利で気をつけなければいけないのは、金利変動リスクだけではありません。為替レートでも変動する、為替変動リスクもあるのです。

単純に各国の政策金利による変動だけであれば、大きく動くことはあまりありません。でも、スワップ金利は円で受け取るので、円換算されます。ですから、為替レートの変動が影響します。

政策金利決定会合で0.25%の引き上げや引き下げがあった程度では、あまりスワップ金利は変わりません。ただ、単純に金利差が変わることに加えて、金利差でトレードしている売買動向も変わってくるので、スワップ金利が大きく変わる可能性があるのです。

為替差益を狙った短期トレードの場合は、金利変動リスクが影響する可能性は少なく、ほぼ為替変動リスクだけです。でも、スワップ運用の場合は、金利変動リスクと為替変動リスクの両方が大きく影響する可能性があることをきちんと認識する必要があります。

スワップ運用をしている人は注意が必要

例えば、外貨預金でも人気の豪ドル円。日本円が低金利のままで、オーストラリアが利上げをして金利差が開くとどうなるでしょう。

単純に日豪の金利差が広がり、スワップ金利は増加します。さらに、得られる金利差を理由に豪ドルが買われて、豪ドル円のレートが上昇します。そのため、さらにスワップ金利は増加します。

この例では、豪ドル円でスワップ運用をしていると得られるスワップ金利が増えます。さらに、保有している豪ドル円の為替差益が増えるのでメリットが大きいと感じられるかもしれません。でも、逆の場合はどうでしょうか。得られるスワップ金利が減少する上に、為替差損が増える(為替差益が減る)というダブルパンチに。

スワップ運用をする場合、想定するレートの変動と得られる金利収益を考えてエントリーすると思います。○円下げるかもしれないけど、年間で□円のスワップ金利が得られると。

でも、○円下げる展開になると、ほぼ間違いなく年間で得られるスワップ金利は□円よりも少なくなります。スワップ運用をする場合は、その点を考慮する必要があります。

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